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- 【カテゴリ】 効率的なインプット学習の秘訣
体系・全体から項目・細部へ
勉強の得意な人は、科目の体系や全体像を把握するのが上手です。また、個々の項目を勉強するときには、常に全体像の中での位置づけを考えています。
逆に、勉強の苦手な人は、全体像をつかむことなく、いきなり個別の項目や細かいことを覚えようとします。また、今勉強しているのが全体の中でどこなのか、ということをあまり気にしません。
早期に合格できるのは、圧倒的に前者のタイプの人です。
効果的なインプット学習を進めるうえでは、「全体・体系・構造」をまず理解してから、個別の項目、細部へと進んでいくことが重要です。そうして初めて、「理解」した上で「覚える」ことができ、暗記が着実に進むのです。
とはいっても、まだ知識のない科目を前にして、「科目の体系や全体像を理解する」ということ自体がよく分からない、という方も多いと思います。
そのような方におススメなのは、次のような方法です。
- 科目別のインプット講義の前に開講される「入門講座」を受講して、試験の全体像をざっくり理解してから、本格的に勉強を始める。
- いきなり科目別の基本書(テキスト)には入らず、試験科目全体を概説している市販の入門書を読んでみる。
- テキストで勉強するときは、まず「目次」や章ごとの「体系図」「項目一覧」などを頭に入れる。読んでいるときも、それらをコピーしてわきに置いておき、「今どこを勉強しているのか」常に意識する。
とにかく全体をざっくり理解すること、細かいことは後回しにすること、を心がけてみてください。