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模擬試験は必ず受けよう
スクールの講座の場合には、たいてい模擬試験がセットになっています。独学の方や、模擬試験の付いていない通信教育講座で勉強している方は、必ず模擬試験を受けるようにしてください。
模擬試験を受けるメリットは次の点です
時間配分の感覚が身につく
過去問練習や問題演習である程度実力がついたとしても、本試験ではたくさんの問題を決まった時間で解かなければいけません。科目ごとに基準点がある試験では、全体をまんべんなく得点する必要もありますので、時間配分が重要になってきます。本試験と同じ時間割で訓練することは、時間配分の感覚を身につけるうえでとても有効です。
本番と似たような環境で練習できる
自習室や自宅など、いつも勉強している慣れた環境で問題を解くのと、本試験の環境は全然違います。隣の人との間隔や、机の高さ、空調の温度、まわりの人の鉛筆の音など、本試験ではいろいろなことが気になるものです。
いつもと違う不慣れな環境の中で訓練しておくと、本試験での緊張感もやわらぎ、あわてることなく実力を発揮できると思います。
また、スクールによって、受講者の属性や年齢層も多少異なりますので、特に専業スクールや中小規模のスクールを受講している方は、本番のよいリハーサルになります。
私の場合、不動産鑑定士をLECで受講していたのですが、当時不動産鑑定士試験ではLECは少数派で、中高年の方が比較的多かったです。本番に行ったら、まわりに若い人や学生っぽい人がかなり多くて焦った記憶があります。
受験生全体の中でのポジションが客観的に把握できる
模試を受ければ、自分の順位や科目別の得点が分かるので、受験生全体の中でどのくらいの位置にいるのか、科目ごとの強みや弱みはどこか客観的に把握できます。重点的に補強すべき部分が分かれば、直前期の追い込みにフィードバックできます。
模擬試験は「予想問題」
模擬試験の問題は、各スクールが試験傾向を分析したうえで、重要だと考える問題が詰まった「予想問題」です。模試を受けておくことで、試験対策上重要な論点をカバーできるうえに、ライバルの多くが見たことがある問題を自分も知っておくことができるので、差を付けられにくくなります。
通信講座を受講している方は、スクーリングを活用して、模擬試験は自宅ではなく会場で受験するようにしましょう。
また、中小の専門指導校に通っている方は、大手の模擬試験を受けておくとよりベターです。他校の模試を受けるほどの余裕がない、という場合は、問題と解答だけでも入手してチェックしておくだけでも安心できると思います。